騙し絵は見る人にいろいろな錯覚を起こさせる絵画手法で描かれた絵。
絵の中には「騙し絵」と呼ばれているものが存在する。騙し絵とは、フランス語での「トロンプ・ルイユ(目だまし)」の和訳。シュルレアリスムでよく使われた絵画手法。騙し絵は、見る人にいろいろな錯覚を起こさせる。
以下が、騙し絵の代表的なもの。
・1つの描かれている対象物が、2つの異なったモノに見える作品
・現実では存在し得ない構造の建築物などを描いた作品
・面積や長さなどに対して、見る人に錯覚を起こさせる作品
・果物や野菜などを複数寄せ集めて人間の形などに模した作品
(「寄せ絵」「はめ絵」などとも呼ばれていますね)
有名な騙し絵は、アルチンボルドやエッシャー、日本で言えば、歌川国芳などの作品がよく知られておりますね。
騙し絵は単に、技術的に優れているだけではありません。「騙される」という楽しみがそこにはあるのです。その証拠にファンも多く、騙し絵だけを寄せ集めた画集も多数、存在している。