日本においての映画の初上映は神戸市。小さな機械で一人ずつコインを入れて覗いて見る「キネトスコープ」でした。
日本においての映画の歴史は、今から100年以上も前の1896年、11月25日から12月1日まで、初上映が神戸市でなされた事がスタートになりますね。
この上映時の映画は「キネトスコープ」。小さな機械で一人ずつコインを入れて覗いて見るもの。発明者は皆様、よくご存知のエジソンです。
この初上映から遅れること2カ月。大阪で「シネマトグラフ」が上映。このシネマトグラフこそがスクリーン上に映像を映し出して、たくさんの人が同時に鑑賞できるもので、現在の映画の原型ですね。ちなみにこっちは、フランスのリュミエール兄弟が発明。
映画は、瞬く間に大衆の心をとらえ、1912年には「日活」が誕生。「日活」は日本初の映画会社ですね。この年にデビューしたのが、尾上松之助。以降、12年間にわたり尾上松之助は、映画俳優のトップスターとして君臨しました。