西洋における「映画の父」とされる人物は「シネマトグラフ」を発明したフランスのリュミエール兄弟。
映画の歴史について、西洋における「映画の父」とされる人物は、フランスのリュミエール兄弟です。リュミエール兄弟により発明された「シネマトグラフ」がその起源だといわれていますね。
シネマトグラフは、既に発明されていたエジソンの「キネマスコープ」が一人一人で覗き見するタイプであったのに対して、スクリーン上に初めて映像として映し出し、多人数が同時に鑑賞できるというものでした。
シネマトグラフによる世界初の有料試写会は、1895年12月28日。フランスのパリで開催されたものです。これ以来、映画が産業との一つとして確立していきます。これを記念し、12月28日は「シネマトグラフの日」になっています。
映画産業は、1900年代に突入すると発展すさまじく、たった十数年で、現在でも有名なハリウッドをはじめ、ユニバーサル、パラマウント、フォックスワーナーなど、アメリカの映画会社のほとんどが設立されています。
1927年には、初のトーキー(映像と音”音声”が合体したもの)が作られてから、現在の映画界の基礎となる土台がほぼ完成することになりました。